貞次さんが私のそばからいなくなってもう丸4年が過ぎた。一体私はこの間何をしてきたのだろうか。そう思いながら、私の周りにいる、夫を見送った友達何人かの顔を思い出してみた。みんなそれぞれの日々を何とかしながら元気に生きている。そう思ったら、私もただそういう方々を見習っていけばいい、とそう思えた。
昨年もそうだったが、6月になり命日が過ぎると貞次さんを偲べる場所といえば、やっぱり軽井沢と思って、今年も何となく来てしまった。
緑が一層濃くなり、美しいこの時期、自分が緑に包まれているようで心安らぐ。貞次さんと何度も来て、二人で過ごしたあの6月の軽井沢を思い出す。
雨上がりで、時折日が差して、緑の葉っぱが輝いている。緑に囲まれているだけで心が落ち着く。今回はこの滞在中、軽井沢の友人とランチをすることになっている。
貞次さんは、僕がいなくなっても、軽井沢でできた友人たちと時には会って友好を深めるもよし、好きな風にして楽しんだらいいと、そう言っていた。
貞次さんが残したこのモーツァルトハウスにはいろいろな人が訪れてくれた。だから今もその頃を懐かしんでまた行ってみたい、演奏したいとか、仲間と集まりたいとか言って来てくださる方がいるが、私はまだそれは出来ていない。
今は、貞次さんとこうして、かつてを懐かしみ、思い出に浸っているのが何よりも楽しいいい時間。私にとっては掛け替えのない時間。
軽井沢を良く知る知人のお薦めのお店「モンカイ」でランチをする予定。友人もこのお店を知っていて、予約ができたと、いま連絡があった。楽しみにしている。
♡♬軽井沢で京都の本を読んでいる。澤田瞳子著「京都はんなり暮らし」。お薦めは、歴史小説「龍華記」だったが、この本は後回しにして、ここではまず京都の本を読んでいる。
澤田瞳子さんは、同志社大学ご出身の京都生まれ、生まれ育った京都を見る目がありきたりのガイドブックと違う愉しさがある、京都の奥深さを教えてくれる一冊!


