お彼岸を過ぎても寒い日が続いた東京。雨の日もあったし、風の強い日もあった。いつになったら暖かな春がくるのかなと思う毎日だった。
みんなが待っていた開花宣言がようやくでて、それから気温が一気に上がって来て、日曜日の今日は朝から夏日のよう。沈んでいた心も明るくなってくる。
陽気に誘われてか、ぞろぞろ歩く人が、家の前も急に増えた気がする。みんな嬉しいんだろうな～。
我が家の庭にもようやく春がきた。
これから5月初めにかけて、薔薇が一斉に咲き始める。
貞次さんも、この庭に咲く花々を愛でるのが好きだった。2019年の入院中に、ベットで庭のリニューアルする図面を書いていた。退院してすぐにリニューアル工事が始まった。私の為に、少し大きくしてくれたのだ。
5月に庭いっぱいに薔薇6種が満開になるのを楽しんで、6月に逝ってしまった貞次さん。
二人で眺めた、思い出のたくさんつまったこの庭にいると、貞次さんがまだ生きている様な気がしてくる。貞次さんを感じてしまう。そしてそんな私を無言で見守ってくれているような気がしてくる。
植物は、人間社会でどんなことが起ころうと、毎年こうして芽吹きを忘れない。すごいエネルギーを与えてくれる。私は毎年この庭から生きる力を貰っている気がしている、ありがとう♡
貞次さん作庭の庭だから、いつまでも、大切にしていくつもり♡
雅桜
モーツァルトの薔薇
コンスタンツエェの薔薇
もうすぐ咲きそうなハナズオウ
2021年5月