7月20日を過ぎてくると、軽井沢に山百合が咲き始める。このお花は、貞次さんが最も大切にしていた自生の植物の一つで、我が家の周りにも咲き始めます。
咲いている頃と思うと、見に行きたくなる。せっかく咲いているのに、見てあげる人がいないなんて、それは可哀そうと思うと一目でもと思い、出かけてきた。
桜もそうだが、昨今植物の開花が本当に早くなってきていて予測が難しい。百合の場合も同じで、だいたい25日位とあたりをつけても、その時に必ず行けるとも限らないし、せっかく行ってももう終わっていたり、時にはまだだったりする。
今年は、殆ど終わりかけていたが、一輪だけ立派な山百合がまだ咲いて、私を待っていた。
百合は、球根から成長して花をつけるまで4、5年かかるそうで、それでも、我が家の周辺には自然と増えて、10本は超えるまでになった。
貞次さんは本当にこの山百合が咲くと嬉しそうにしていた。そして、1本から大きなものになると4~5つもお花をつけるようになって、それは見事!
花の数を数えて増えていく姿を嬉しそうに眺めていて、そして私に教えてくれた。そんな貞次さんが今も懐かしい。
こんなに美しく、また香りも豊かなので、私は森の女王様と呼びたくなるが、実は山百合は森の王様なのだそうだ。優雅というより、王様の風格、威厳を感じさせるからだろうか。
今年も貞次さんに咲いた姿を報告出来てよかった。きっと私以上に喜び、愛でているだろう!
中軽井沢の友人に見に来たことを知らせたら、、友人の住む地域は、猿の被害でお花が殆どなく、ようやく1輪だけ猿と競争して蕾のうちに取り込み、部屋で挿して咲かせました、と返事があった。
猿の被害にも会わず、こうして咲いてくれることは、有難い事なのかもしれない。それを願っているのは、きっと貞次さんもだろう。
来年も、必ず見に来るからねと、約束して帰ってきた。

2014年、こうして記念撮影までした思い出がある。

脇には百合の花。


2025年の山百合、殆ど終わっていたのに、1本だけ残って咲いていた。猿や猪の被害がなくてよかった!

