先日初めて、小諸市糠地(ぬかじ)地区を訪ねる機会があった。ここは小諸市の西のはずれ、東御市との境にあって、標高800から1000mで、ほぼここ軽井沢と同じレベルの場所。
浅間山の麓で、見晴らしのいい高台の土地なので、小諸市内を眼下に千曲川を眺め、八ヶ岳連峰、北アルプス、蓼科山、遠くは富士山まで一望する素晴らしい景色。
南向きの傾斜で日当たりも良く、朝晩の気温差もあり、程よい湿気で、雲海もみることができるこの地は、ブドウの栽培にも向いているとして、「テールド・シェル」という有名なワイナリーもある。このワイナリーの名前「テールド・シェル」はフランス語で「天空の大地」。オーナーは、この土地を一目で気に入り、ワイナリーをこの名前にしたそう。
糠地には、「小諸市サムズガーデン」という個人の所有するお庭もある。そこに咲くお花を見にいこうと友人が誘ってくれたお蔭もあって、私は初めてここ糠地を訪れることができました。
素晴らしい場所だった、ここを終の住処にしたいと思ったほど。空気は澄み、はるかに見える山々が美しい、広々とした一望千里できるこの高台から夕陽が沈む美しい景色を毎日眺めて暮らせるなんて、何と幸せだろうかなどと、思ったりした。
「サムズガーデン」のオーナーさんは、40年かけてたったお一人でここまでにしてきた。植物の数は800とも900種類ともいわれ、数え切れない。傾斜に道をつくり、美しいガーデンとし、たくさんの種類の植物を植え、育ててきた。感動しかなかった。
リンゴの花が迎えてくれ、私には聞くも見るも初めてのお花たち、オルレア、さくらまんてなブットレア、ごしゃの木などなど・・覚えきれない、何しろ数百種類だから。

菜の花が咲く頃は、ここ一面菜の花畑になるそう。


ネモフィラと忘れな草。

リンゴの花

後ろのピンクはチューリップの原型だそう、チューリップは変種がたくさん。

サクラマンテナ、私は初めてだった、白も赤もあるそう。
夢を実現したから、もうこの地を離れ、違う土地に小さな庵のようなものを結んで、好きな事をして過ごすのだそう。ここの後継者ももう決まりかけているそう。
やり切ったといった感じだった。御年80歳と聞くから貞次さんと同じようなお年、今年6月で去るそうで、それまでもう一度訪れてくださいと言われて、私も友人も、そうしたいものだと思った。その頃はまた、違う種類の花々が私達を迎えてくれるだろう、それにしても寂しい気がした。
京都「大河内山荘」を訪れ感動し、このような暮らしをしたいと、探し求めてたどり着いたのが、ここ小諸市糠地だったそう、強烈な印象で、私の記憶にも残った土地でした。
小諸市にも、こんな場所があったのですね・・。貞次さんと来たかったなと思いました。
