燕子花が咲く頃になると、毎年根津美術館で公開される、尾形光琳筆の「燕子花図屏風」。毎年楽しみにしている人も多いと思う。新緑が目にも鮮やかなこの時期に相応しい、私の好きな展示会の一つです。
昨日は、軽井沢から1日早く切り上げて帰り、「光琳派ー国宝「燕子花図」と尾形光琳のフォロワーたち」をみようと表参道にある根津美術館に行ってきました。
もう何年前になるか覚えていないが、私はこの展覧会に貞次さんと一緒に行ったことがあり、二人で「燕子花図屏風」を見ている。このことがとても印象深く、急に懐かしく思い出されたので、また行ってこようと思い立った。
あの時も銀座線の「表参道」駅から根津美術館まで歩いた。美術館のエントランスの竹が美しく雰囲気があり、またお庭にはつつじが咲いていて、春を感じる素敵な景色だったが、あの時と何も変わっていない。
今回は、光琳の弟の陶芸家だった尾形乾山の作品も展示してあった、光琳や光琳の弟子たち、また近衛家の御用絵師の絵付けにも目を奪われた。美しい世界に癒された時間だった。
表参道から美術館への道は、新しい大きなビルが建ち、ますますハイセンスなエリアになっていたが、帰りに貞次さんと寄ったカフェレストラン「FiGARO」はまだそのままあった。
二人座った席もそのままあり、それを眺めて、あのときを思い出して、本当に懐かしい気持ちになった。貞次さんも元気だったころで、楽しかったあの時間を思い出して、またあの頃に戻れたらと、そんな気持ちになった。
またこうして来られたのは良かった。また、来年も思い出を訪ねて来てみよう、そう思って帰ってきた。
いろんな思いに満たされた1日になった。

懐かしかった「FIGARO」


隈研吾の設計で新しくなって久しい。独特の竹を使ったエントランス。



お庭も素晴らしい。光琳のカキツバタが丁度お庭にも咲く頃、この展覧会が開かれている。
