5月14日は、日本モーツァルト協会5月例会がありました。
東京文化会館がリニューアル工事の為に閉館となり、会場は初めての豊洲シビックセンターホール。
この日は、天気予報で局地的にゲリラ雷雨があると、朝から報じられていた日でした。あうあわないは時の運、と思いながら出かけたが、、不運にも私は有楽町線への乗り換えの銀座駅でゲリラ雷雨に遭い、傘を差しても歩けない程のひどい雨、雨宿りをしたので、時間はどんどん経っていく。靴もずぶ濡れだし、何だか悲しい気持ちになってしまい、もうやめて帰ろうか思った。
信号が青になった途端に走り出して、もぐりこんだのが、ちょうど有楽町線の「銀座1丁目」で、あ~これなら豊洲にあと少しで着けると思ったら、気持ちが急に前向きになってきた。
豊洲駅下車、出口7からは直ぐで、友人からも、「豊洲で降りたら目の前がシビックよ」と、教えて貰ってはいたが、そんなにすぐ目の前ではなかったが、どうにかこの私でも迷わずに、会場に着くことが出来た。
この日、演目は2曲で、1曲目が、弦楽四重奏曲ニ短調K421だった。この曲は貞次さんが好きでよく聴いていた。ハイドンセットの中の唯一の短調作品だといって、とても気に入っていた。
だから、私もこの曲を聴きたくて出かけていた。途中雨で諦めかけたが、きっと貞次さんが「頑張って聴きに行こう!」、そう言っていたような気がしてならなかった。
モーツァルトは短調作品が素晴らしい、そして短調作品は数えるほどしかない。そんなニ短調の調べが胸に迫り、心が揺さぶられるようだった。
モーツァルトを聴くたび、貞次さんを思い出す。好きだった曲だと猶のこと。モーツァルトが永遠に存在する限り、私たちも永遠なのだという、なんかそんな思いに包まれた。
モーツァルトは、愛のキューピット。私たちを結び付けてくれた。
ニ短調という調性を室内楽作品に選んだのは、モーツァルトの挑戦的姿勢だろうと、当日の解説にあった。
悲しみに彩られた短調、「死」を連想されるニ短調、変奏曲のフィナーレに「モーツァルトの破格の筆が冴える」と、あった。(小宮正安先生著)
やはり、モーツァルトが力を込めた、筋金入りのいい曲なんだと改めて思った♡♪
