梅雨入り前に早くも台風がやってきた。先日日本列島を襲った台風6号は、3日に東京を直撃し、都内の河川が警戒レベルになり、我が家の近くを流れる善福寺川もその対象になり不安だった。
私は軽井沢で用事があったので、軽井沢に来ていたが、ニュース等で東京の台風情報を見るにつけ心配になり、とうとう通過するその日に東京に戻った。
東京に着いた時には台風はもう去った後で、雨も降っておらず、お天気は曇り空ながら台風一過の穏やかな様相だった。
家を見回りホッとした、心配しているより帰って来てよかった、そう思った。
いつも眺めている善福寺川の川の流れが勢いを増して、危険水域まで達しているニュースで、滅多に起きないと思えることが、これからは普通に起きるのかも知れないと思った。冬は異常に寒く、そして夏は異常に暑く長く、雨量だって、これらが当たり前の世の中に。
そして今日は、軽井沢の家が建つ場所は組合組織になっていて、その組合の年に一回の総会の日だった。貞次さんは初代の理事5人のうちの一人だったのでこの組合組織をいわば立ち上げたものの一人。久しぶりに総会に出てみようと思いまた軽井沢にやってきた。この時の理事たちのお蔭で今の安定した環境が保たれていると感謝されることが多い。
初代の理事長は、任期を終えられて、その年にやり遂げられた安堵感からか、そっと逝ってしまわれた。その数年後には貞次さんまでも。
裁判沙汰になる横領事件で心血を注ぎ、東京の最高裁で結審したのが2016年春だったから、それまでの2年余りは、裁判と、そして2度とこのような事件が起きないようにと、別荘地としては異例の「組合組織」を作るのに費やした時間だった。貞次さんとしては、苦手な分野だったから、本当に大変そうだった。
今では、安定した組合組織の下、誰もが安心して過ごせる快適な環境が保たれている。
時折、タクシーの運転手さんからは「道路も広いし、本当に気持ちのいい、いい所ですね」と、言われる。その言葉を聞く度、初代理事長、そして貞次さんに聞かせたいと、私はいつも思う。
こうして今もいい環境が保たれ、それが次の人達に受け継がれていますよと。
きっと二人して微笑んでみていてくれているだろう。
