霞ヶ関にあるデンタルクリニックに通っていた時があった。その時は霞ヶ関駅から日比谷公園の中を通って、まず季節ごとの花々を眺め、それらを愛でてから、クリニックに行くのが、当時の私のお気に入りのコースだった。
丁度6月末だったか、霞ヶ関駅側から公園に入るとたくさんの百合の花が目に飛び込んできた。満開に咲いていて、思わず声をあげるほどだった。百合の群生を見たのはこれが初めてだった。種類も様々、色とりどりに咲いている。初めて見る光景に、そういえば長年通いながらこの時期には来ていなかったのだと気が付いた。
きっと数週間で終わってしまうものだから、タイミング的にこの百合を見ることはなかったのだろう、花の命は短い。その時の記憶がっずっとあって、もう一度あの百合の咲き誇る群生を見たいものだと思っていたので、思い切って日比谷公園に行ってきた。先週の7日のこと。
残念かな、ほぼ終わっていて、あ~、どうせ来るならもっと早く来ればよかったと悔やまれた。お花を見るのは本当に難しい、どんなお花でも、盛りはあっという間。
今度は逆の体験をした。軽井沢の家の周りに咲く山百合がそろそろ咲く頃かなと毎日気になっていた。そう思うより見に行った方が早いと思い、先日ちょっと行って見た。
しかし、こちらも残念!まだ蕾も小さく、あと1週間はかかるかな、といった感じだった。
何でもそうだが、気になることは自分で行って見るのが一番、そうでなければ、いつもいつも気になって仕方がない。一人になったら私はフットワークが軽くなった。さっと決めて、さっと行ってくる。
今しかできないだろう、いつの日か足が動かなくなるかも知れないし、何処かが痛くてそれもできないかも知れないし、第一に、気持ちが動かず、もうどうでもいい、になってしまう日が来るかも知れない。それが恐ろしい!
まだ、私には、好奇心という芽が、小さいながらも宿っていて、そしてどうにか人を頼らずとも一人で動ける身体でいてくれている。
何よりも、いつも貞次さんが一緒にいてくれる、多分どこに行くにもついてきてくれているはずだから心強い。
今月末にはまだ蕾だった軽井沢の山百合も咲くだろう、貞次さんと二人で一生懸命に増やしたのも思い出。
また見に行ってあげよう、そう思って楽しみにしている。

軽井沢はまだ蕾だった。

こちらは唯一残っていた日比谷公園の百合

ここでの一服が楽しみ♡

